iCAD/SXの3Dデータを3DPDFにしたい!って思ったことはありませんか?
例えば、3DデータをCADが入っていないパソコンで見たいときとか。
結論ですが、iCAD/SXには3Dデータを3DPDFに変換する機能は実装されておりません。
なので、別のソフトを使って3DPDFを作製する必要があります。
フリーの3次元CAD「DesignSpark Mechanical」をつかう
「DesignSpark Mechanical」は工業製品、電子部品を供給しているRSコンポーネンツが提供している無償(フリー)の3次元CADです。
(RSコンポーネンツはイギリスのElectrocomponentsplcという会社のブランド。)
せっかくですので「DesignSpark Mechanical」のダウンロードとインストールの説明からしたいと思います。
*不要な人は飛ばして読んでください。
ダウンロードはこちらから →「DesignSpark Mechanical」
下記サイトに行って「ダウンロードはこちら」をクリックします。
下記ページに進むので「DSM V*.* WIN 64ビット版ダウンロード」をクリックします。
(*.*はバージョンアップの度に代わる数字です。)
※一応、動作要件を確認ください。
下記のような「DSM~~.zip」ファイルがダウンロードされるので右クリックで「すべて展開」を行います。
*展開先はどこでもOKです。
下記のような「Install_Wizard~~.exe」ファイルが展開されるのでダブルクリックでインストールを開始します。
下記ページに進むのでStep1の「Start!」をクリックします。
*ちなみに「Please do not restart your computer until step2 is done」
(Step2が済むまでコンピューターを再起動しないでください)と記載がありますので注意してください。)
下記のようなセットアップウィザードが始まりますので、インストールを進めて行きます。
上記でインストールが終わると下記ページに進むのでStep2の「Start!」をクリックします。
*何度も言いますが、「Please do not restart your computer until step2 is done」
(Step2が済むまでコンピューターを再起動しないでください)と記載がありますので注意してください。)
Step2でも、下記のようなセットアップウィザードが始まりますので、インストールを進めて行きます。
Step1、Step2が「Done」になりボタンが灰色になっていれば完了です。
あとは「Step complete Click to exit!」のボタンを押してインストール作業は完了です。
あとはディスクトップに下図のような「DesignSpark Mechanical」のショートカットが作成されていると思いますので、クリックすればソフトが立ち上がります。
立ち上がったソフトは現時点ではこんな画面です。
ここまでで、「DesignSpark Mechanical」のソフトのインストールの説明は終わりです。
iCAD/SXの3Dモデルを3DPDFに変換する方法
「DesignSpark Mechanical」をインストールしたところで、やっと本題の「iCAD/SXの3Dデータを3DPDFに変換する方法」について説明していきたいと思います。
まずは、iCAD/SX側で適当なデータをSTEPファイル(拡張子が.stpのファイル)に変換します。
今回は下図のような iCAD/SXのチュートリアルのデータを使用して説明します。
(試すデータはなんでもいいと思いますが、重たいファイルほど処理にも時間が掛かりますので注意です。)
STEPファイルへの変換方法は、下図のように「ファイル」→「図面変換エクスポート」を選択していきます。
「名前をつけて図面変換保存」のウィンドウがでるので、下記をしていきます。
①:保存する拡張子を「STEPファイル」を選択
②:ファイル名をつける
③:「保存」ボタンを押す。
あとは保存した「~.stp」ファイルを「DesignSpark Mechanical」のソフトで開きます。

上記で「ファイル」→「開く」を選択すると「開く」のウィンドウがでるので、下記をしていきます。
①:開く拡張子を「STEP」を選択
②:ファイルを選ぶ(先のiCAD/SXで作成したファイル)
③:「開く」ボタンを押す。
あとは表示されたデータを3DPDF形式で保存します。
下記①のように3Dデータが表示されるので、ファイル → ②、③「名前を付けて保存」
「名前を付けて保存」のウィンドウがでるので、下記をしていきます。
①、②ファイルの種類を「PDFファセット(*.pdf)」を選択
③:任意のファイル名をつけて「保存」ボタンを押す。
以上で3DPDFのファイルの完成です。
3DPDFは「Adobe Acrobat Reader」で開く必要がありますので、試しに開いてみてください。(ここでは01.pdfというファイル名にしたのでこちらを開きます。)
開くと下図のように①「?」となってます。
②「オプション」を選択して「今回のみこの文章を信頼する」、「常にこの文章を信頼する」のどちらかを選択して、再度①の「?」マークをクリックすると3DPDFが開きます。
以上で3DPDFへの変換方法の説明は終わりです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
iCAD/SXには3DPDFを作成する機能はないので、
「DesignSpark Mechanical」のソフトでSTEPファイルを読み込んで3DPDFに変換する必要があります。
やっぱり、CADが入っていないパソコンで確認してもらうためには、3DPDFは有効ですね。
但し、パーツが多い重たいファイル等は、STPファイルにするにも、3DPDFにするにも、処理や開くのに時間が掛かりますので注意です。
その場合、STEPファイルに変換する前にある程度軽くしてあげるといいと思います。





























コメント
試してみましたが現行バージョン6ではSTEPに対応していないように見えました