現役の機構設計エンジニアがお答えしていきます。
今まで手のひらサイズの小物製品から、4mを超える大物製品まで取り扱ってきました。
いろんな工具はあるけれども、特殊なもの以外は、使う工具って限られてきます。
なので、今まで必要になったもの、あると便利なものについて紹介致します。
初期の工具の購入でお悩みの方に参考になれば嬉しいです。
定番工具
まずは定番、必ず必要になるというものです。
ドライバー
- 一般的にはNo.1、No.2のプラスドライバーが多用されます。
- No.0とNo.3のプラスドライバーの使用は稀です。
余裕があれば持っておけばよいと思います。 - 「ラチェットドライバ―」、「板ラチェットドライバ―」、「電動ボールグリップドライバ―」は作業性アップになるので持っておきたいところです。
- マイナスドライバーの使用は稀です。
ほぼ使用する場面に出くわしたことがありませんが、
先端幅2.5mmや6mmを持っていれば事足りると思います。 - 精密ドライバーも正直あまりつかわないですが、
いざというときのためにセット品を一式もっておけばいいと思います。
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六角レンチ
- 一般的には下記六角サイズに対応したものがあれば十分です。
- 9本セットのものがお得でホルダーもついており便利です。
- サイズはショート、標準、ロングとありますが、標準かロングがおすすめです。
- 長手側の先端はボールポイント付で角度のついたところからネジを回せるものがおすすめです。
- 「ラチェットドライバ―」があるなら、六角のビットセットを買っておくこともおすすめです。
- サイズ:
六角サイズ | 六角穴付ボルト | 六角穴止めネジ | 六角穴付皿ボルト |
1.5mm | M1.6,M2 | M3 | ー |
2mm | M2.5 | M4 | M3 |
2.5mm | M3 | M5 | M4 |
3mm | M4 | M6 | M5 |
4mm | M5 | M8 | M6 |
5mm | M6 | M10 | M8 |
6mm | M8 | M12 | M10 |
8mm | M10 | M16 | M12 |
10mm | M12 | M18,M20 | M14,M16 |
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スパナ、レンチ
- 一般的には下記のM16までの六角ボルト・ナットのサイズに対応したものがあれば十分です。
- 「ラチェット式コンビネーションレンチ」、「ラチェット式ソケットレンチ」、「モンキーレンチ」を持っていれば、大体の作業で役立ちます。
- セット品を購入したほうがお得です。
- サイズ:
ネジの呼び | 六角ボルト・ナットサイズ | ネジの呼び | 六角ボルト・ナットサイズ |
M1.6 | 3.2mm | M8 | 13(14)mm |
M2 | 4mm | M10 | 16(17)mm |
M2.2 M2.3 | 4.5mm | M12 | 18(19)mm |
M2.5 M2.6 | 5mm | M14 | 21(22)mm |
M3 | 5.5mm | M16 | 24(26)mm |
M4 | 7mm | M18 | 27(29)mm |
M5 | 8mm | M20 | 30(32)mm |
M6 | 10mm | M22 | 32(35)mm |
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ペンチ、プライヤー、ニッパー
ものを強くつかむためには、ペンチやプライヤーが必要で、硬いものを切るために、ニッパーが必要ですね。
一般的には、下記があれば十分と思います。
- ペンチで言うと「強力ペンチ」、「ラジオペンチ」の2つ。
- プライヤーで言うと「ウォータープライヤー」、「ロッキングプライヤー」。
- ニッパーで言うと「マイクロニッパー」、「強力ニッパー」の2つ。
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ノギス、メジャー寸法計測工具
1mm以下の寸法を測るのにノギス、数cm、数mの寸法を測るのにメジャーは必須ですね。
- ノギスは昔はプラスティック製、一部プラスティック製で一部ステンレス製のものなどが主流でしたが、今は生活防水にも対応した完全ステンレス製がいいです。
- メジャーは爪の幅が25mmで5.5m測れるもの、本体にもツメ先端にもマグネットが付いているものが便利でいいです。
- あとは、金さしも持っておきたいところです。基本的に安いですし、ポケットに忍ばせて置き、サッと測れるので持っておくと便利です。
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ハンマー
- おすすめのハンマーは片方がプラスチック、片方がゴムのコンビネーションハンマーですね。
ゴムプラハンマーといわれたりもします。 - 製品を傷つけないように叩く場合は、プラスチックかゴムを使用したい場面が多いので、これはどちらも付いているので重宝します。
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ハサミ、カッター(切る用品)
- ハサミは、意外とテープを切るという作業が多いので、やっぱりテープの粘着物が残り難いフッ素コーティングのものをおすすめします。
- カッターは、樹脂、木製のバリ取り、薄手のべニア板のカットなどの普通と違う作業でも使用するので、替え刃が一般的にどこでも売っているものが便利です。
- あとはアートナイフも持っておきたいところです。こちらも基本的に安いですし、繊細な作業で必須なツールだと思います。
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ツールバック
- 今までいろんな工具バックを使ってきましたが、オープンツールバックはひとつもっていたほうがいいと思います。オープンツールバックの利点としては入っている工具が見やすいことや、型崩れがしにくい構造であることですね。
- ツールポーチも持っておくと便利です。普段使う工具を入れておくと、サッと持ち運べるので便利です。
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あると便利な工具
現場対応型。あったら便利。作業性がアップする。という工具です。
電動ドリル
- 個人的には充電式14.4V仕様でドリルドライバーにもインパクトドライバーにもなるマルチドライバーがおすすめです。
- 8年間使い続けておりますが、通常のネジ締めに加え、鉄鋼への穴あけにも対応でき、多種多様な場面で役に立ってます。
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ヘッドライト
- 暗部へのアクセス時や、夜間作業時に使用すると思います。
- 最低でも200 lm(ルーメン) はないと暗く感じてつらいと思います。
- 電池を必要としない充電式が便利です。
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レザーマン マルチツール
- 携帯用多機能マルチツールです。
- サッと取り出して活躍できます。
- 個人的にはプライヤー付がおすすめです。
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Wera(ヴェラ) ツールチェックプラス
- こちらも携帯用多機能マルチツールです。
- 大きな工具を持ち歩かなくても、簡易的な作業ができるのと、机の上において置けば、ちょっとした作業の際に便利です。
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まとめ
今回は、私が機構設計に従事してきた中で、使用頻度の高い工具をピックアップしてみました。
参考になれば幸いです。
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