機構設計=メカニックといえばスパナですね。
六角ボルトやナットを締めるためや緩めるために必要になります。
ここでは、今まで買ってよかったなーとか、同僚やら先輩が持ってていいなーと思ったスパナとレンチについて紹介します。
基本的にはコスパ重視ですが、値段差が大きいときは安価なものも紹介してますので、参考になれば幸いです。
(たまにデザイン重視も入ります。やっぱデザイン性も必要ですよね?)
ちなみに日本では先端が開放されたものを「スパナ」。
それ以外のものを「レンチ」という傾向があります。
日本で使われる六角ボルトやナットのサイズと言えば下記になりますので、スパナやレンチを選ぶ上でサイズを知っておくことは必要です。
サイズはもっとありますが、一般的に使用されているのはM16くらいまでかと思います。
ネジの呼び | 六角ボルト・ナットサイズ | ネジの呼び | 六角ボルト・ナットサイズ |
M1.6 | 3.2mm | M8 | 13(14)mm |
M2 | 4mm | M10 | 16(17)mm |
M2.2 M2.3 | 4.5mm | M12 | 18(19)mm |
M2.5 M2.6 | 5mm | M14 | 21(22)mm |
M3 | 5.5mm | M16 | 24(26)mm |
M4 | 7mm | M18 | 27(29)mm |
M5 | 8mm | M20 | 30(32)mm |
M6 | 10mm | M22 | 32(35)mm |
一般的なスパナ・レンチとは
一般的な「スパナ」「レンチ」と言ったら、「スパナ」「メガネレンチ」「コンビネーションレンチ」の3点になります。
スパナとレンチを説明する上で必要なものですので、先に紹介しますが、私としては、これらではなく次項で紹介する「ラチェット式コンビネーションレンチ」「ラチェット式ソケットレンチ」「モンキーレンチ」をおすすめします。
スパナ
持ち手の両端が開放で、口のようになっているものをスパナ(両口スパナ)と呼びます。
これのメリットとしては狭いところでも回しやすいところです。
デメリットとしては、六角ボルトやナットの角2か所しか支持しないので、ネジ側を痛めやすく、本締めには向きません。
安価なもので言うと、サイズが6x7mm 8x9mm 10x11mm 12x13mm 14x15mm 17x19mmと充実しているので、下記SUN UPの6丁組がおすすめです。
◆SUN UP 両口スパナ 6丁組
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メガネレンチ
持ち手の両端が円形で、眼鏡のようになっているものをメガネレンチと呼びます。
メガネレンチのメリットは六角ボルトやナットの各角6か所全部を支持するのでネジ側の痛みが少なく、本締めに推奨されます。
デメリットとしては、スパナと違いボルトやナットの上側からしか挿入できないので狭いところで不利になります。
安価なもので、あえておすすめを言うならば、下記DURATECHの9本組です。
サイズが6×7、8×9、10×11、12×13、14×15、16×17、18×19、20×22、21×23と、他のメーカーには無いくらい充実しており、さらに先端が段付きになっている(オフセットしている)ので、ボルトが隣り合っていたり障害物がある場合も避けて使用できるので便利です。
但し、一番大きい21x23mmのもので305mmと長いので、その点は注意が必要です。
(まぁ、他のメーカーも同じようなサイズ感なので我慢かと思います。。)
◆DURATECH メガネレンチセット ミリサイズ ディープオフセット 収納袋付 9本組
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コンビネーションレンチ
スパナとメガネレンチの両方のメリットを持つのがコンビネーションレンチです。
デメリットといったら持ち運ぶ種類が多くなってしまうといったところじゃないでしょうか。
ここでも、あえておすすめを言うならば、下記DURATECHの15本組です。
サイズが8mm、9mm、10mm、11mm、12mm、13mm、14mm、15mm、16mm、17mm、18mm、19mm、20mm、21mm、22mmとあって他のメーカーにはない種類の多さで一押しです。
◆DURATECH コンビネーションレンチ 収納袋付 15本組
Amazon 価格:¥3,380(税込)
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必要なスパナ・レンチは下記だけ
ほんとうに「スパナ」「レンチ」はいろんな種類があります。
それでも普段使用するものは限られてきます。
そんな中、今まで買ってよかったなーと思うものは下記だけです。
ラチェット式コンビネーションレンチ
ラチェット機構がついたコンビネーションレンチです。
スパナとメガネレンチのメリットはそのままで、六角ボルトやナットに対して付け直す必要なく回し続けられるので非常に便利です。
おすすめは断然WORKPRO ラチェットレンチセット 12本組です。
サイズが8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19mmとなっており、このタイプで他のメーカーは、ここまでそろえていないのでおすすめです。
一番大きい19mmのもので260mmと長くないほうなのでちょうどよいです。
(他のメーカーは19mmサイズで長さが400mmクラスというのがあったりするので、私には長すぎました。。)
あと、収納袋付がコンパクトになるのでおすすめです。
他のメーカーで樹脂ボックスタイプもあると思いますが、収納時に邪魔でしかたがありません。
◆WORKPRO ラチェットレンチセット 12本組 収納袋付き
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また、メガネ部が首振りできるタイプのコンビネーションレンチもあります。
でも首振りタイプは使い続けると首がグラグラするという話を聞くのでちょっと抵抗があり、おすすめしておりません。(めったにないとは思うのですが。。)
それでも、首振りタイプがほしいという方には、下記WORKPRO(ワークプロ)のフレックスラチェットレンチ9本組がおすすめです。
収納バック付でサイズが8、10、11、12、13、14、15、17、19mmというのは、他のメーカーにはない種類の多さで非常に便利です。
また、こちらも一番大きい19mmのもので270mmと長くないほうなのでちょうどよいです。
◆WORKPRO フレックスラチェットレンチ 収納バッグ付属 9本組
Amazon 価格:¥3,780(税込)
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ラチェット式ソケットレンチ
円筒状のソケットとハンドルが分離しており、必要サイズのソケットをハンドルに取り付けて使用できるレンチで、更にラチェット機構が付いたものです。
埋め込みタイプや隣り合った六角ボルトを締めるのにとても有効です。
ソケットの穴の形状には、六角(ヘキサゴン)タイプ、トルクスタイプがあります。
日本で使用されているものは基本的に六角形状なので、六角タイプを選ぶようにしましょう。
あと、ソケットのハンドルを差し込み口にはサイズがあります。
この口のことを差込角と言いますが、サイズは6.35mm、9.5mm、12.7mmがあります。
大抵のハンドルは9.5mなので、9.5mmがいいと思います。
もし他の差し込み角のサイズが必要なったとしても変換アダプタがありますので、安心してください。
正直、セット品を買った方がお得ではあるのですが、ハンドルとソケットセットを別々で買った方が便利です。
ラチェットハンドルおすすめ
ハンドルにも種類がいろいろありますが、おすすめなのは断然ラチェット式の「スイベルタイプ」です。
スイベルタイプは差し込み口の先端が180度動くので、細かな作業もできます。
首振りタイプを選ぶくらいならスイベルタイプです。
安価で定番はSK11(エスケー11) スイベルラチェットハンドル 全長230mmのものがおすすめですね。
差込角が9.5mmで、差し込み角の反対側にクイックリリースボタンがついているので便利です。
正直、正回転、逆回転の切り替えがクイックリリースボタンの周りのボリュームを回す感じなのがやり難いですが、ここさえ我慢できれば非常に良いものです。
(まぁ、他のメーカーも大抵このような仕様なので我慢かなと思います。。)
◆SK11(エスケー11) スイベルラチェットハンドル 差込角 9.5mm 全長230mm
Amazon 価格:¥2,868(税込)
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おまけでおすすめなのは、STRAIGHT(ストレート) スイベルラチェットレンチ 2ウェイ スタビータイプですね。
差込角が9.5mmで、全長は115mmとコンパクトですが、グリップを付け替えてT型ラチェットハンドルにもなる優れもので、目を引きます。
◆STRAIGHT(ストレート) スイベルラチェットレンチ 2ウェイ スタビータイプ
Amazon 価格:¥2,990(税込)
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ソケットおすすめ
上記までで、ハンドルしか紹介していないので、ソケットセットも購入することをおすすめします。
安価で定番はSK11のソケット8点セットがおすすめですね。
差込角が9.5mmでサイズが8・10・12・13・14・15・17・19mmに対応してます。
◆SK11 ソケットセット 6角 SHS308M 差込角:9.5mm 8点セット
Amazon 価格:¥1,180(税込)
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ちょっと高価になりますが、サイズが充実しているのでおすすめなのがトネ(TONE) ソケットセット(6角・ホルダー付) 12点セットですね。
差込角が9.5mmでサイズが8、10、12、13、14、15、16、17、19、21、22、24mmと大きいサイズまで対応しているので、いざというときに便利です。
◆トネ(TONE) ソケットセット(6角・ホルダー付) HS312 差込角9.5mm(3/8″) 内容12点
Amazon 価格:¥6,327(税込)
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モンキーレンチ
「アジャスタブルレンチ」と呼ばれたりもしますが、
本体に付いているネジを回すことで開口部を開いたり狭めたりできるレンチです。
これ一本でいろんなサイズに使用できるのがメリットであり、しっかりサイズを合わせないとボルト頭を痛めやすいのがデメリットですが、いざというときの為に一本は持っておきたいです。
モンキーレンチは各メーカーでいろんなものが出ているので、おすすめだけを紹介したいと思います。
一般的なモンキーレンチでおすすめはロブテックス ハイブリッドモンキ X UM30XGですね。
全長が200mmとちょうどよい長さです。
また、重さが170gなので、とにかく軽い。使っていて疲れにくいのが特徴です。
(重いと正直使いずらいです。長時間持ちません。。)
軽くしているぞっていう見た目もいいですよね。
◆ロブテックス ハイブリッドモンキ X UM30XG
Amazon 価格:¥2,027(税込)
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ちょっと高価になりますが、特におすすめなのはKNIPEX(クニペックス) プライヤーレンチですね。
プッシュボタンでサイズが調節できるのが何より便利で、特殊なヘッドアクションによりラチェットハンドルのように操作できます。
持っておきたい工具の一つです。
◆KNIPEX(クニペックス) プライヤーレンチ 180mm 8603180
Amazon 価格:¥8,680(税込)
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その他のスパナ・レンチ
あとは、必要な時に準備すればいいと思う知っておきたいレンチの数々を紹介していきます。
ラチェット式メガネレンチ
メガネレンチにラチェット機構を備えたレンチです。
気になったのはDURATECH ラチェットメガネレンチ フレックスラチェットレンチ6本セットですね。
納バック付でサイズが8x9mm、10x11mm、12x13mm、14x15mm、16x18mm、17x19mmでちょうどいい感じです。
但し、一番大きい17x19mmのもので410mmと長いので、その点は注意が必要です。
◆DURATECH ラチェットメガネレンチ フレックスラチェットレンチ6本セット
Amazon 価格:¥4,580(税込)
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おまけでおすすめなのは、アイガーツール(EIGER TOOL) の8WAY板ラチェットレンチ F-4ですね。
2本で6、8、10、12、13、14、17、19mmのサイズに対応しているのでアイデア商品です。
携帯型の工具としても便利です。
◆アイガーツール(EIGER TOOL) 8WAY板ラチェットレンチ F-4
Amazon 価格:¥2,090(税込)
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ボックスレンチ
ボックスレンチはソケットレンチのソケットとハンドルが一体になったレンチです。
L型、T形、Y型、十字型などがあり、量産工場等で決まったサイズのボルトしか締めない場合に専用で置いたりします。
特に、下記の十字型のクロスナットレンチは小型で使いやすくておすすめです。
携帯型の工具として重宝しております。
◆SK11 クロスナットレンチ 4mm 5mm 5.5mm 6mm SXR41N
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◆SK11 クロスナットレンチ 7mm 8mm 9mm 10mm SXR42N
Amazon 価格:¥722(税込)
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トルクレンチ
ボルトやナットを一定の力で締めたいときや、締め付けトルクに指定がある際に使用するレンチです。
量産工場等で専用で置いたりします。
おすすめはE-Valueのプレセット型トルクレンチですね。
差込角が9.3mmで、トルク調整範囲が20~110(N・m)まで可能なのでM10~M16までのボルトの標準締め付けトルクに対応してます。
◆E-Value プレセット型トルクレンチ 差込角 9.5mm 20~110N・m ETR3-110
Amazon 価格:¥2,750(税込)
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パイプレンチ
金属製のパイプをつかんで回すためのレンチです。配管の連結作業等で使用します。
おすすめはトネ(TONE) アルミパイプレンチ ALPW-300ですね。
アルミなので軽いのが特徴です。
あと、せめて単管 (直径が48.6mm) をはさめるサイズを持たないともったいないです。
◆トネ(TONE) アルミパイプレンチ ALPW-300 適応管径50A 全長290mm 最大口開き60mm
Amazon 価格:¥3,100(税込)
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チェーンレンチ
パイプレンチがつかめないものや、円形ではない特殊な形状にチェーンを巻き付けて回すためのものです。
◆Ruien チェーンレンチ
Amazon 価格:¥1,680(税込)
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ベルトレンチ
円形のキャップや樹脂系のパイプなどをゴムの摩擦で滑らないようにしてキズをつけないように回す為のレンチです。
◆SUN UP ラバー ベルトレンチ L φ150mm
Amazon 価格:¥982(税込)
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まとめ
スパナやレンチにもいろいろ種類がありますが、普段使用するものはやっぱり限られます。
その中でも、必要なものは「ラチェット式コンビネーションレンチ」「ラチェット式ソケットレンチ」「モンキーレンチ」の3点だと思います。
あとはどうしても必要になったら追加するって感じで考えればいいと思いますので、参考になれば嬉しいです。
また、最後まで読んで頂きありがとうございます。
その他の工具については、下記リンク先にて一通りを紹介してますので興味のある方はご確認ください。
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