機構設計者が試作機やデモ機を製作する際のためになるDIYを解説。
機構設計者は、試作機やデモ機を製作する場合、DIYをしないといけなくなったりしますよね?
そんなときにできることって何でしょうか?
知っておくだけでも、いろんな場面で応用が利くようになるなーと思いましたので、
私の例を参考に記事にしてみましたので参考にしてもらうと嬉しいです。
塗装をする
デザインを視覚化するために、色を塗ったり、照明関係でも樹脂の光漏れを防ぐ場合に黒にしたり、反射をよくするために白にしたりとか、塗装をする場合があります。
塗装をする場合の注意点は基本的なことですが、材料をきちんとアルコールで脱脂して、プライマーを塗ってから塗装をしたほうがいいです。
きちんとこれらの前処理をしないとちょっとした衝撃で塗装が剥がれてしまい台無しになります。
また、塗装は基本的に一回でたくさん塗らないことがコツです。
たくさん塗るとムラや気泡が出て綺麗になりません。
1回塗ったら30分~1時間乾かして、また塗る、これを5回くらい繰り返すと、きれいな塗装になります。
研磨をする
金属に光沢を出したり、外観のキズを消したい場合に研磨をする場合があります。または汚れや水垢についても効果的です。
爪に引っかかるような傷は無理ですが、研磨をすれば大抵の傷は取れます。
研磨する場合のコツですが、研磨布紙200~400番から始めて、1000~2000番と細かくしていくことです。
また、研磨材(コンパウンド)や水をつけながら磨くのが一般的です。
研磨をする場合は、手作業でも可能ですが、1時間くらい磨かないといけないので根気がいります。
なので、サンダー等があると楽です。
研磨すると、本当に見た目がきれいになり、高級感が出てきます。
試しにやってみることをおすすめします。
パイプを使ったDIY
試作機の台や囲いを作ったりする場合にパイプを使用したりします。
パイプのクランプ部品も、たくさんありますので、知っておくと便利です。
パイプって鉄やステンレス、アクリル、ポリカ、塩ビ等いろいろありますが、ホームセンターなどは、ほとんど定尺(決まった寸法)で売っているので、カットして使う必要があります。
そんな時はパイプカッターや、高速カッターを使います。
高速カッターは材料にあった刃をつかわないと材料に刃が噛みこんで、材料を吹っ飛ばしたり、最悪手をケガしますので注意してください。
僕も急いでカットしようとした際に、材料が刃に噛みこんでしまって、もちろん危なかったですが、材料が変形して台無しになったことがあります。
ほんとに注意してください。
まとめ
ここでは機構設計者が行うDIYについて解説してみました。
必要に応じてトライしていくことも良いですが、事前にこういう経験をもっておけば、いざというときに怖気ずくことがないと思いますので、参考にしてみてください。
また、まだまだ、いろんな方法があると思いますので、その都度記載していけたり、共有できたらと思ってますので、よろしくお願い致します
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