ステンレスの錆びの具合をみたい人
屋外使用のドリルネジは何がいいか調べている人
ステンレスであれば錆びにそこそこ強いだろうと、たかをくくっていたのが完全にくつがえされた話です。
ステンレスもサビる
上の写真ですが。すべてステンレスのドリルネジを使用してます。
写真は鉄(SS400)の溶融亜鉛メッキの角パイプ同士をステンレスのアングルを使い、ステンレスのドリルネジで固定しようとしたものです。
ちなみに設置場所は、海から約1kmのところの屋外です。
ということで、
塩害を受ける距離であること、亜鉛メッキとステンレスの異種金属同士の接触であることから、サビの発生は当たり前だろうと思われる人も多いとは思いますが、10年もてばいいという当初のスタンスから異種金属にしてますので非難は止めておいてください。。。すいません。
この構成になった理由は完全に費用面の話で、ネジの溶融亜鉛メッキは高い、ステンレスの角パイプは高い、タップ穴をあける費用も高いといったことからです。
写真の見た目では塩害よりも、完全にもらいサビの影響が大きいように見えます。
でも気づきました?
4個所は完全にさびてますが、その他はあまりさびてないですよね?
ちなみに、どれも同時期に使ったネジで、もう6年も経過した状態です。
なぜ錆びないネジもあったか?
この実験では実は・・・
( いまではもう実験ということにしてます。。(;^_^A))
ステンレスはステンレスでも、錆びているほうはSUS410製のドリルネジで、錆びていないほうはSUU305JI製のドリルネジを使用してます。
ドリルネジは一般的に硬く焼き入れのしやすさからSUS410製が多いです。
ホームセンターで売られているものもSUS410製で、他ものを見たことないですし、ステンレス製とだけパッケージに書いてあってもSUS410製です。
(磁石に引っ付くので容易にわかります。)
最初は全てSUS410製で固定しようと思っていましたが、固定時によく折れて作業効率が悪かったため、もう少し柔らかいネジがいいのではと調べて、
ネジ屋さんからSUU305JI製を購入しました。
ちなみに、SUU305JI製では全然折れることがなく、作業効率が非常に良かったですよ。
溶融亜鉛メッキにSUU305JI製のドリルネジの使用はアリ
この長年の実験結果より、
溶融亜鉛メッキの金属の固定にSUU305JI製のドリルネジの使用はアリだなと思いました。
また、この方法が一番コストメリットがあると思います。
おさらいですが、
・ステンレスの角パイプは高い。
・溶融亜鉛メッキのネジは高い。
・タップ穴をあける費用も高い
と、いうことで、
溶融亜鉛メッキの角パイプにSUU305JI製のドリルネジで固定する方法が一番安いと思います。
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